鍼灸甲乙経

鍼灸甲乙経(しんきゅうこうおつけい)

皇甫謐は(AD215~282年)、祖母に教養され二十歳の時発憤し勉強し、経史各家の全てを研究しており著述が多い。針灸学の分野では彼は『素問』・『針経』・『明堂孔穴針灸治要』の三書の精華を吸収し、秦漢三国時代以後の針灸学の成果を総括し、また自分の臨床経験を結合して、現存している最古の針灸専門書である『黄帝三部針灸甲乙経』(『針灸甲乙経』と略称する)を著わした。書中に人体の生理や病理変化を述べており、当時の腧穴の総数と部位を改訂し、針灸の操作方法を詳細に紹介し、また各種の適応症を臨床の必要から排列している。この書物は晋時代以前の経験を総括しており、後世の針灸学の発展に大きな影響を与えた。晋時代から宋時代まで有名な針灸の著作は基本的には『甲乙経』の基礎の上に書かれたものである。

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